出勤人数

出勤人数は、シフト自動作成で「その日、選んだシフトに何人配置するか」を決める条件です。

画面上では、だいたい次のような一文として読めます。

対象者 から 人数 を、対象期間 の シフト に配置する。

各項目は、この一文の部品です。

出勤人数の一文構造

条件名・説明・ステータス

条件名
一覧や詳細で見分けやすくするための名前です。自動作成の計算そのものには使われません。
例:「平日・早番の必要人数」「土日の最低人員」

説明
補足メモです。なぜこの人数にしたか、現場ルールの出典などを書いておく用途です。空でも構いません。

ステータス
有効のときだけ、シフト自動作成にこの条件が使われます。無効にすると保存は残りますが、作成時には無視されます。一時的に外したいときや、試行錯誤中に便利です。

対象者

「この人数条件の人数を、誰の配置として数えるか/誰を配置候補にするか」を決めます。
条件は複数行に分けて追加でき、いずれかに当てはまる従業員が対象になります。

すべての従業員

チーム内の従業員をまとめて対象にします。いちばん単純な設定です。
この選択肢が入っている間は、対象者の条件を追加できません。また、後述の「対象者ごとの優先度」「カウント方法」も使えません。細かく分けたい場合は、先に「すべての従業員」以外に切り替えてください。

特定の従業員

名前を選んで対象を限定します。固定メンバーだけ最低人数を確保したいときなどに使います。

従業員グループ

あらかじめ作った従業員グループを選びます。
資格保有者、リーダー層、新人など、運用でまとまっている単位を人数条件に載せたいときに向いています。

条件を追加する

対象者の行を増やせます。たとえば「リーダーグループ」と「特定の従業員Aさん」を並べると、どちらかに当てはまる人が対象になります。
「すべての従業員」があるときは追加できません。

対象者をプレビュー

基準日時点で、今の設定に誰が含まれるかを確認できます。グループの中身や、基準日による変動を見たいときに使います。

対象者の詳細設定

対象者パネルの詳細設定から、次の2つをオンにできます。どちらも任意です。

対象者ごとに優先度を設定する
対象者の行ごとに、配置の優先度(1〜10)を付けられます。
人数を満たすとき、優先度の高い対象者から先に使おうとするイメージです。
「まずリーダーを入れ、足りなければ一般スタッフで補う」といった段階を付けたいときに使います。
「すべての従業員」が含まれる設定では使えません。

対象者ごとにカウント方法を設定する
対象者の行ごとに、「その人が何人分として数えられるか」を設定できます。単位は「〇人分としてカウント」で、初期値は1人分です。
たとえば、あるグループを「2人分としてカウント」にすると、そのグループの従業員が1人配置された時点で、必要人数に対して2人分として計算されます。
こちらも「すべての従業員」が含まれる設定では使えません。

対象期間(対象日)

人数条件を当てる「日」を決めます。対象日ごとに、設定した人数をその日のシフトへ配置しようとします。
複数の条件行を追加した場合、いずれかに当てはまる日が対象日になります。

すべての日
作成対象の期間に含まれる日を広く対象にします。特別な曜日差がない最低人員などに使います。
これが選ばれている間は、対象日の条件を追加できません。曜日や特定日で分けたい場合は、先に別の指定へ切り替えてください。

曜日を指定
月曜日、土日、祝日など、曜日ベースで当てます。平日と休日で人数を変えたいときの基本です。

第N曜日を指定
「毎月第1月曜日」「毎月最終金曜日」など、月内の位置つき曜日で当てます。

年月日
カレンダー上の具体的な1日だけを対象にします。イベント日や臨時営業日向けです。

月日
毎年同じ月日の1日だけを対象にします。例: 毎年8月13日。

月
毎年その月の毎日が対象です。例: 毎年8月なら、毎年8月の全日です。

日
毎月その日が対象です。例: 毎月15日。

月の日数
「28日の月」「31日の月」など、その月の長さで当てます。該当する月の毎日が対象です。月の日数で公休回数を分けるときに使います。

日付範囲を指定 / 特定の期間
開始日から終了日までの連続した期間を対象にします。繁忙週やキャンペーン期間向けです。

月末から指定
「月末から3日前」のように、月末を基準にした相対指定です。

周期で指定
基準日から、〇日ごと / 〇週ごと / 〇月ごとに繰り返す日を対象にします。

迷ったら、対象日プレビューでハイライトされる日を確認すると安全です。

シフト

人数を数える「どのシフトへの配置か」を決めます。出勤人数では、次の4つの指定方法から選びます。

シフト指定の種類

シフトパターン

早番、遅番、夜勤など、個別のシフトパターンを選んで人数を数えます。いちばん直感的で、現場名と対応しやすい指定です。

複数のパターンを選んだときは、数え方を選べます。

  • いずれか — 選んだパターンをまとめて1つの人数として数えます。例: 早番・遅番を選んで「3人以上」なら、早番と遅番を合わせて3人いれば達成です。
  • すべて(それぞれ) — 選んだパターンごとに、同じ人数を要求します。例: 早番・遅番を選んで「3人以上」なら、早番3人以上 かつ 遅番3人以上が必要です。

「合計で足りればよい」のか「各シフトに人数を置きたい」のかで、ここを間違えると意図と大きくずれます。

いずれかとすべての違い

シフトパターングループ

シフトパターンをまとめたグループを対象にします。
グループの中身が変わっても、条件側はグループ指定のまま運用できます。

複数グループを選んだときも、パターンと同様に次の違いがあります。

  • いずれか — 選んだグループ配下のシフトをまとめて人数カウント
  • すべて — 選んだグループごとに人数を要求

勤務区分

シフトパターン1つ1つではなく、「出勤」か「休日」かという区分で対象を広げます。

シフトパターンには、それぞれ勤務区分が付いています。

  • 出勤 — 早番・遅番・夜勤など、実際に勤務するパターンです。勤務区分を「出勤」にすると、出勤扱いのパターンすべてが人数カウントの対象になります。「とにかく出勤者が〇人いればよい」と見るときに使います。
  • 休日 — 公休・希望休など、休日扱いのパターンです。出勤人数の用途としてはあまり使いませんが、「休日シフトとして扱う配置が何人いるか」を条件にしたい場合に選べます。

勤務区分は、パターン名がたくさんあるチームで「全部の出勤シフトをまとめて最低人数を見る」ときに便利です。逆に、早番だけ・遅番だけを分けて人数を置きたいときは、勤務区分ではなくシフトパターン指定のほうが向いています。

時間

シフトパターンの開始・終了時刻の範囲で対象を絞ります。時間帯と、次の一致条件を組み合わせます。

  • 含む — 指定した時間帯を含むシフトパターンを対象にします。例: 12:00〜13:00 を「含む」にすると、その時間をまたぐ勤務パターンが対象です。
  • 含まない — 指定した時間帯を含まないシフトパターンを対象にします。

これは「その時間に何人いるか」を直接見る条件ではありません。あくまで、時間帯の条件に合うシフトパターンへの配置人数を見る指定です。
ランチ帯など、時刻の重なりそのものを人数管理したい場合は、別条件の「時間帯別必要人数」を使います。

対象シフトをプレビュー

今の指定に一致するシフトパターン一覧を確認できます。勤務区分や時間指定で、想定外のパターンが入っていないかを見るのに使います。

人数

対象日ごとに、対象シフトへ何人配置したいかを決めます。条件の選び方は次の4つです。

ちょうど
指定人数ぴったりにします。定員が決まっているときに使います。

以上
下限です。最低人員を割りたくないときに使います。現場の安全人数や受付最低人数は、まずこれを必須で置くことが多いです。

以下
上限です。同じシフトに人を寄せすぎないようにしたいときに使います。

の間
下限と上限の両方を指定します。例: 2〜4人。最低は守りつつ、過剰配置も抑えたいときに使います。最小人数は最大人数より小さくしてください。

人数の単位は「人」です。対象者でカウント方法を変えている場合は、実人数ではなく「人分」の合計として判定されます。

優先度

この出勤人数条件を、ほかの条件と比べてどれだけ強く守るかを決めます。

必須
できるだけ必ず守ります。法令対応、安全上の最低人員、店舗オープンに必要な人数など、割れない条件向けです。

推奨
できれば守りたい条件です。余裕人員や、あると望ましい厚みなど向けです。必須条件と衝突したとき、推奨側が緩むことがあります。
推奨にはレベルがあり、推奨どうしの中での強さを調整できます。

目安としては、「最低ラインは必須」「余裕分は推奨」と分けると、他の条件(希望シフト、連続出勤制限、公平性など)と両立しやすくなります。

設定例

例: 平日は出勤シフトを全体で4人以上

  • 対象者: すべての従業員
  • 対象期間: 月〜金
  • シフト: 勤務区分「出勤」
  • 人数: 4人以上
  • 優先度: 必須

この場合、早番・遅番などの内訳は問わず、出勤区分の配置が合計4人以上になることを目指します。

例: 土日は早番3人・遅番3人をそれぞれ確保

  • 対象期間: 土・日
  • シフト: シフトパターン「早番」「遅番」、数え方は「すべて」
  • 人数: 3人以上
  • 優先度: 必須

「いずれか」にすると合計3人で達成扱いになるため、両方に人数を置きたいときは「すべて」にします。

例: リーダーからすべての日で1人以上

  • 対象者: リーダーグループ
  • 対象日: すべての日
  • シフト: 勤務区分「出勤」
  • 人数: 1人以上
  • 優先度: 必須

よくある勘違い

勤務区分「出勤」とシフトパターン指定は同じではない
勤務区分「出勤」は、出勤扱いのパターン全部が対象です。早番だけに人数を置きたいならシフトパターンで早番を選んでください。

シフトの「時間」指定は、時間帯別必要人数ではない
時間指定は「その時間を含む/含まないシフトパターン」を選ぶためのものです。時刻ごとの在席人数を見るなら「時間帯別必要人数」を使います。

「いずれか」と「すべて」は結果が大きく変わる
合計人数なのか、各シフトへの人数なのかを先に決めてから選んでください。

対象者が足りないと人数条件は満たせない
必要人数より対象者の実人数が少ないと、必須でも未達になります。対象者プレビューで人数を確認してください。

関連する条件

条件名 ざっくりした違い
出勤人数 日×シフトの配置人数
時間帯別必要人数を設定する 時間帯ごとの重なり人数
出勤回数を設定する 期間内に何回そのシフトに入るか
公平性を設定する 回数のばらつきを抑える